写真：小林 洋 1：
専門分野：
音楽学。日本の伝統音楽を研究対象としている。伝統音楽の舞台公演企画・監修

師：
木戸敏郎(演出家)、小泉文夫(民族音楽学者)、
柿木吾郎（音楽学者）小島美子(日本音楽史)

主な仕事：
■19世紀、日本の音文化の調査研究
(1)葛飾北斎の作品に描かれた楽器や演奏の様子を分析
(2)E.S.モース著『日本その日その日』と彼の収集した当時の楽器から分析
■越後の酒屋唄の保存伝承活動、角兵衛獅子の囃子復元作業など、地域の芸能　の継承活動への協力
■日本の楽器や音具に焦点を当てた研究
■伝統音楽の語法や特徴を尊重した舞台公演の監修や企画
研究の特徴：
伝統芸能の表舞台に登場する音楽よりも、目立たないけれども実は日本音楽の世界を支えている音楽場面や楽器に焦点を当てて活動している。例えば、世界に類を見ない日本独自の仕事唄である「酒屋唄」や、全国各地に見られる様々な楽器の存在に注目し、これらの強烈な特徴から、日本音楽の根幹を成す特性を研究。
この研究の裏付けとして、E.S.モースコレクションの悉皆調査を実施し、この調査結果に、ほぼ同時代の葛飾北斎の作品を重ねて、日本の音文化の特徴を明らかにする研究をしている。
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