平成10.6

新津市美術館開館記念企画 
新潟の芸能? 酒造り唄

新津市美術館を設計した横山正氏(現在、岐阜県立情報科学芸術大学院大学学長)の依頼を受けて越後の酒造り唄(酒屋唄)の中から、三島郡越路町と三島郡寺泊町野積の2つの地域に焦点を当てて、仕事唄としての酒屋唄の復元公演を行なった。同美術館のアトリウムを舞台とし、六尺桶を運び込んで、酒蔵を再現し、作業を伴った酒屋唄の世界が再現された。演唱曲は、総起に始まり、流し唄、桶洗い唄、米洗い唄、もとすり唄、仕込み唄、二番櫂、三コロなどで、漁業に携わる杜氏たちの唄と、稲作中心の杜氏たちの唄との違いが披露された。